一人当たり売上高
〇 算出式(売上高÷期末従業員数)
〇 指標の意味
従業員一人当たりの売上高を示します。
数値は労働集約産業では小さく、装置産業では大きくなります。同一業種内の相対的な位置で労働生産性を判断します。
〇 対策・判断基準
従業員配置の適切さ、余剰人員の有無、従業員の平均的能力などに左右されます。
また、生産・販売方式によっても違いが生じます。
一人当たり有形固定資産額
〇 算出式(有形固定資産合計÷期末従業員数)
〇 指標の意味
労働装備率とも言われ、従業員一人当たりの有形固定資産額を示します。
本システムでは数値が高いほど点数を高くしていますが、
設備の保有形態(自社保有または賃借など)や外注依存度などの影響が大きくなります。
値の大小については一概に良否は言えません。
〇 対策・判断基準
設備が過大か、不足しているかを知りたい場合には、従業員一人当たりの売上高(または経常利益)により採算がとれているかで判断します。
一人当たり経常利益
〇 算出式(経常利益÷期末従業員数)
〇 指標の意味
従業員一人当たりの経常利益額を示します。労働生産性指標の一つで、数値は高いほど良くなります。
〇 対策・判断基準
この数値がマイナスの場合、売上原価、販管費の削減などの見直しなどにより、経常利益を増加させる対策、または人員の効率化を検討しましょう。